水不足

夏は何かと水を使う機会が増えるほか、業務用でプールなど大量に水を使う施設も多く稼動します。そして、それらの水のほとんどは、南極や北極にありますから、実際は凍っていて水としては使えません。なぜなら、近所のプールは普通に営業しているし、家が断水になることもなく、水道はいつも自由に好きなだけ使えるからです。

もともと、私たちの住んでいる星、地球は水が豊富にあり、水の惑星と呼ばれているほどでした。ですが、海水は飲むことはできませんよね。では、私たちの住む地球に存在している、飲み水として使える水は、いったいどのくらいあるのでしょうか?そんなこと、みなさんは考えたことがありますか?調べてみると、地球に存在する水のうち、98パーセントが海水なのです。

確かに海が多くあり、水がたくさんある星です。このパーセンテージを言っても、みなさん、 ピンとこないでしょう。こうして考えると、陸上で生きてい る生物が使える水は、地球上にある水、全体のたった0.01パーセントなのです。 地球は水だらけだと思っているかもしれませんが、実はたったこの程度なのです。

日本にいると特に水不足が深刻化していることはわかりにくいです。暑い夏を乗り切るために、みなさんは何をしていますか ? 水浴びをしたり、プールに入ったり、とにかく水を使うことが多いですよね?そして、夏が近づくとどうしても水不足が心配 されますが、あまりピンとこない人もいらっしゃると思います。そして、川や沼など、淡水はたった2パーセントしかありません。 案外みなさんご存知ないことだと思いますが、知識として覚えておくと役立ちますよ。


深刻化

17億人の人間が水不足を強いられての生活をしていると言われています。 こうしてみてみると、単に水不足と言う言葉では済まされないほど深刻化していることがわかりますよね。その中で生物が使える水は、たった一滴です。そして、その不衛生な水を使い、病気になった子供たちが毎日6000人、一年を通しては200万人以上が死亡しているという悲しい現状も、この地球で起きています。

人間だけでなく、陸上生物のすべてでこの少ない水を分け合って生きていかなければなりません。ですが、世界レベルで考えてみますと水不足は深刻な問題なのです。ご存知のように、水がなければ生物は死に絶えます。例えば、水道が整備されていない、不衛生な水しか手に入らない地域の方もいらっしゃいます。

夏の水不足が心配されていたとしても、水不足になりやすい地域を除いては、日本人は日常からあまり水不足の危機感がないと思います。 また、水が汚染され飲む事が出来なくなると、地球上の生き物、すべてが死んでしまいます。例えば、お風呂で使う桶にいっぱいの水を入れ、それが地球全体の水だとします。それは、やはり水道が整備されていて、十分な水がいつでも使えるからでしょう。

ご存知のように、日本では、どこでも水道が整備されていて、いつでもどこでも蛇口をひねればきれいな水が出ます。さらに、水不足の国 では、干ばつの問題、地下水の減少問題も深刻化しています。また、湖や沼が小さくなりそこさえも水不足になることから、作物などへの影響も与えます。 日本でも実は同じような現象が毎年のように起こっているのです。特に福岡県の北部は夏になると水不足が毎年深刻な問題となってきます。


河口流域の人々が水不足

人間が生きていくための食糧を作ることさえ、困難になってしまうのです。そうなれば、もちろん、飲み水の確保は難しくなります。このように世界的に大きな川、湖でも水不足は深刻なのです。どれくらいの水が必要かと言いますと、 1キロの穀物を生産するためには、その1000倍以上の水を使います。その上、水が干上がって出てきた、アラル湖の底の塩分が、風によって周辺に飛んでしまいました。

河口流域の人々が水不足になり、飲料水や工場用水にも困り、工場は操業停止となりました。世界第4の湖、アラル湖は、日本の琵琶湖の100倍です。このように、世界中には大変な国があることを、日本に住んでいる私たちはもっと知るべきでしょう。また、水量は以前の3分の1となってしまいました。例えば、黄河がそうです。

さて、みなさんがご存知のような、世界の有名な川でも水不足現象が起こっています。取水が増えたことにより、1年の半分以上は河口まで、水が流れなくなりました。 これによって、農業は壊滅的打撃も受けたそうです。ですが、この大きな湖も、綿の栽培や灌漑農業に使われる水のために、激減面積は半分となってしまいました。

水不足の国々の現状をもっと知ることが出来たら、普段の生活から水に 対しての考え方が変わってくると思います。また、農作物の中でも、小 麦などの穀物は栽培するために大量の水が必要です。このことで、塩分 濃度は上昇し、魚もすめなくなり、漁獲量が0になるという事態です。ま た、公衆浴場や公衆トイレも使用不可能となる状況でした。 日本ではとても考えられないような状況なのですが、実際に世界ではこの ようなことが起こっているのです。


食料が不足

両方がなくなってしまえば、生き物は絶滅してしまいます。食料が不足すれば、今まで農地も増やす必要が出てきますよね。アメリカ、インドでは、地下水が枯れてきています。世界の食糧生産量のなかで40パーセント以上を占めている灌漑農業ですが、生産量を今までのようにキープすることが水不足によって困難とされています。

普段、私たちが食料として使っている穀物の向こう側にそんな大量の水があるとは知らなかったですよね。つまり、1キロの穀物には、1トン以上の水を使って栽培するのです。先ほど、お話したように、黄河やアラル海の水が少なくなった原因も、食糧不足で大規模な灌漑農業がさらにスタートしたためなのです。人口が増加すれば、当然、食糧も増やす必要があります。

水不足から食糧不足、そして食糧不足から水不足と悪循環となっているのです。近いうちに大規模な食糧不足がやってくることも避けられないと見られています。そうなると、今までは農地として使っていない乾燥地帯でも灌漑農業がスタートします。こうなれば、当然、さらに大量の水が必要です。

上流域で大量の水を農地に使うと、河口には十分の水が届きません。地下水を農業用水にしていた部分では 、農地が減ってきているのです。このように、水不足という状態は、そのまま、直接、食料の不足へとつ ながってしまいます。水不足が食糧不足を引き起こすこと、私たち、日本人は頭に入れて、水を大切にす る気持ちを持たなければならないでしょう。水というのは雨が降る事によって勝手に手に入ると思われがち ですが、その自然をしっかりと守っていくことも重要なのです。


雨が降る場所と振らない場所のバランス

雨が降る場所と振らない場所のバランスが悪くなります。乾燥しているところにはさらに雨が降らず、雨が降るところにはさらに集中して雨が降ります。また、途上国の経済発展にも大量の水が必要となり、需要が増加します。 さらに、地球の温暖化によって、地球上の雨の降り方もどんどん変化してくるでしょう。

国連WMOが発表した内容によりますと、 2025年になると、50億人の飲み水が不足すると言われています。例えば、アメリカやヨーロッパ、そして日本などの先進国は、水を大量消費しています。そうすると乾燥化する場所、洪水の場所などが増えます。なぜなら、水不足を引き起こしているほとんどの原因が、私たち、先進国にあるからです。

90億人といえば、今より1.5倍ですよね。今後、世界の水不足はどのように深刻化されるのか、日本に住んでいると、いまいち、その深刻さがわかりにくいと思います。近い将来、2050年になると、世界の人口は90億人になると見られています。あと数十年でこんなにも増加するのですね。こうした状況により、私たちが生活用水として使う水が、また減ってしまうのです。

私たち、日本人はこの世界中で起こっている水不足、自分のこととして受け止めなければな らないと思います。そうなれば、当然ながら、その分の食糧を生産しなければなりません。世界 中で水不足が心配されている現在ですが、みなさんはどのようにお考えでしょうか。2025年とい えば、もうすぐですよね。昔はまだまだ先だと思われていましたが、時間が経つのは本当に早いもので、 2025年までほんのもう少しなのです。


水不足と深い関係

日本は輸入大国として知られていますが、それも水不足と深い関係にあります。また、牛肉においては、200億トンの水が使われています。それは、どうしてでしょうか?輸入に頼ってしまっている日本の現状は、輸入したその輸入品だけでなく、その輸入品が生産されるために必要な水を、言ってみれば、間接的に消費しているのです。 日本の輸入品に使われた「仮想水」はで何百億トンにもなります。

日本の水の消費量が全部で890億トンと言いますから、それと同じくらいの水を輸入していることになるのです。日本が輸入しているもので輸入量が多い大豆、小麦ですが、これらには100億トン以上の水が使われています。これらは仮想水と呼ばれ、日本が水を大量に輸入していると考えられるのです。大豆、小麦、牛肉、これらを日本が輸入すれば、それにかかった水も同時に輸入していると考えられるのです。

私たちが何気なく使っている、消費している輸入品、その向こうには大量の水があるのです。ですから、「世界の水不足は私たち、日本人が引き起こしている」と考えることも必要かもしれません。 私たちが普通に生活しているだけで、想像出来ないくらい、途上国の人たちにも影響を与えています。

世界中で起こっている水不足、そして、今後もそれは続き、水不足は深刻化する一方でし ょう。私たち日本人が輸入することによって、水も輸入していることになるというお話 でした。輸入されたお米を食べ、輸入された牛肉を食べる、このようなことで数トン の水を消費していることになりますよね。こう聞くと信じられないかもしれませんが、 一人一人ですら、日本人はこれだけの水分を消費していっているのです。




水の消費量

昔と比べてみると、現在はとても豊かな生活になりました。世界レベルで考えても現在は水不足だと言われています。水不足の原因、それは一体、何なのでしょうか?なぜ、水不足の状態に陥っているのでしょうか?一番の大きな原因は、現在の私たちの暮らしぶりです。私たち日本人は、特に水に不自由することもなく生活できていますが、世界で見てみれば実は水不足なのです。食糧を増産しなければならないことで、その水の消費量は50年前に比べてみると、およそ3倍も増加しているのです。

限りある資源、水を汚さないよう、一人一人が気をつけ なければならない時代となってしまったのです。これが、大きな要因と言われ ています。私たちの周囲に水は常にありますから、それほど不自由はしていませんし、水 不足と言われても実感できない人が多いでしょう。ですから、水は人間にとって、生 き物にとって、とても大切なものです。 そして水汚染なども深刻な問題になってきています。水が足らない、ということをあまり考えたことが ないかもしれませんが、水不足は世界的問題なのです。

水がなくなれば人間は死ぬしかありませんし、水が汚染されても、人間は生きていけません。日本は比較的、水が 豊富ですから、昔は工場の水などそのまま流して自然が浄化していました。世界中の人口が増加していますから、 水の使用量が増えることも当然ですよね。人間の6割は水だと言われています。自分の体が半分以上水でできていると 思うと意外かもしれませんが、実際そうであり、水分は人間にとって必要不可欠なものでもあるのです。

食糧だけでなく、途上国などでは、工業化が進み、また、生活レベルの向上により、水の需要は全体で見ても50年前の3倍です。 その豊かな生活を支えるためには、たくさんの水が必要で、使用量が急増しています。ですが、現在の大量生産で発生する大量廃棄では、自然の浄化は不 可能になりました。また、人間は食べて行かないと生きることが出来ないので、そのための食糧が必要です。
水は無限と勘違いされている方も多いですが、限りある資源の一つなのです。食糧と同じく、水も大切に思う気持ちをぜひ持ちましょう。



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